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Naming Methods (2)

[ネーミングメソッド] 簡易接続ネーミング

簡易接続ネーミングは,TCP/IP プロトコルを利用した簡単なネーミング手法。サーバと接続するために必要な情報を全て文字列として代入し,接続要求を送信する。

簡易接続ネーミングでは,tnsnames.ora ファイル内をサービス名で検索する過程が要らなくなり,ネーミングやディレクトリ・システムが不要になる利点がある。しかしそのため,長いデータベース・サービス名などの場合,必然的に接続文字列の記述が長くなる

簡易接続ネーミングを利用するための条件は以下の通り。

  • Oracle Database で TCP/IP プロトコルが利用可能である。
  • Net Services ソフトウェアがインストールされ,構成可能である。
  • 拡張接続記述子を必要とする機能がない。
  • sqlnet.ora ファイルの NAMES.DIRECTORY_PATH パラメータで,"ezconnect" が有効になっている。
    (有効にするためには,Oracle Net Manager を起動して「ローカル」→「プロファイル」→「ネーミング」→「メソッド」から "EZCONNECT" にチェックを入れて保存する)

簡易接続ネーミングの記述方法は以下の通り。

/* Code050401: 簡易接続ネーミングのコマンド書式 */

CONNECT username/password@[//]host[:port][/service_name]
Table050401: 簡易接続ネーミングのパラメータ詳細
構文要素詳細
username[必須] ユーザ名
password[必須] パスワード
//[任意] URLには "//" を指定する
host[必須] ホスト名 / IP アドレスのどちらか
port[任意] ポート番号。デフォルトは 1521
service_name[任意] データベース・サービス名。デフォルトはホスト名

例として以下を挙げる。

/* Code050402: 簡易接続ネーミングの接続文字列 (例) */

CONNECT hoge/orcl@foo-srv:1521/foo.bar.com
/* Code050403: 上記接続文字列 (例) は,以下の接続記述子に変換される */

(DESCRIPTION= 
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=foo-srv)(PORT=1521))
  (CONNECT_DATA=
    (SERVICE_NAME=foo.bar.com)))