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Oracle Net Services

ネットワークへの接続

Oracle Database ソフトウェアをインストールしたサーバへ,クライアントからアクセスするためのネットワーク接続の役割は Oracle Net Services が受け持つ。

Oracle Net Services とは,データベースへのネットワーク・アクセスの簡素化をはかるために用意された,以下コンポーネント群の総称を指す。

Oracle Net
プロトコル名やホスト名など,接続に必要な情報を構成しており,接続経路の確立 / 接続の維持を担う。サーバとクライアントの両方に存在する必要がある。
Oracle Net Listener (リスナー)
Oracle サーバ側に存在し,クライアントからの接続要求を受け止めるプロセス。リスナーは要求を元にサーバ側でサーバ・プロセスを起動し,要求元のクライアント (ユーザ・プロセス) とサーバ・プロセス間の接続を確立するための橋渡しをする。接続確立後は,ユーザ・プロセスとサーバ・プロセス間で直接やりとりを行う。
Connection Manager
データベースサーバへの接続を多重化,データベースアクセスの制御,プロトコル間の制御などを担う中間層サーバ。クライアントとリスナーの間に配置する。

Oracle Net Services の構成ファイル

Oracle Net Services で利用する構成ファイルは,主に以下のようなものがある。

Table050101: Oracle Net Service 構成ファイル一例
ファイル名説明
listener.oraOracle サーバ側に配置されており,リスナーの構成情報を記録する。
デフォルトのファイルパスは, $ORACLE_HOME/network/admin/listener.ora
tnsnames.oraクライアント側に配置されており,ネーミングメソッドとして “ローカルネーミングメソッド” を利用するときに必要となる。
sqlnet.oraサーバとクライアント両方に配置されており,利用するネーミングメソッドの優先順位や外部ネーミング利用時のパラメータ構成など,名前解決時に Oracle Net Services の動作を制御する。
デフォルトのファイルパスは, $ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora

Oracle Net Services で利用する構成ファイルは,主にデフォルトで以下のパスに配置されている。

/* Code050101: Oracle Net Services で利用する構成ファイルの配置先 */

$ORACLE_HOME/network/admin/